夢を叶えるために
どうも、気温の低下と共に眠りも深くなってきているけーいちです。
今回も感想を書いて行きます。第7話近江彼方ちゃん回、と言うか姉妹回と言っても良いですね
彼方ちゃんはいつも全力です
学業、部活以外にアルバイトをしている彼方。今回は彼方のルーティンというか1日の流れがよくわかる話でしたね。彼方ちゃんは起きてる時はやることをしっかりとこなしているイメージがありましたが、今回でより強く感じました。
忙しい親の代わりに家事もこなす彼方。特に料理はプロ並みのレベルなんですよね、すごくオシャレだし……
妹の遙には負担をかけないように頑張る姉、大好きだから全力で応援したいと言った感覚でしょうか。そう考えると侑と彼方は近しい部分があるかも知れませんね。
遙がセンターでライブをすると聞いたら食い気味に立ち上がり手を握る。
本当に遙のことを最優先で考えているんだなと感じました。
遙が寝ている時間でも成績を落とさないように勉強する彼方。ちらっと見えるイラスト。
このシーンでは身の回りに彼女の大好きなものが溢れていると感じました。
大好きなことをしながら大好きな家族のためにも頑張る。これまで話からは全く見えてこなかった彼方の日常がよく描かれていました。
そんな姉の姿をずっと見てきたであろう妹。側から見れば自慢の姉ですが、遙が見てきた彼方はずっと頑張っている姿だけなのかも知れません。だからこそスクールアイドル活動をする、自分があまり知らない姉の姿も見て見たくなったもかも知れません。
ここまでのシーンは、言ってしまえば近江家から見た彼方の日常です。知らなかった分、見ていた自分としても彼方の努力にとても驚きました。ここからスクールアイドルの時間が始まる。
同好会へのお客様
外部から同好会への見学者が来るのは初めてですね。個人的に東雲学院のスクールアイドルがちらっと出た時は感慨深い気持ちになりました。気になった人は検索しましょう!!
新しい同好会としての活動が軌道に乗ってきた段階で外部の人から見た意見が入るってすごく貴重な経験かも知れませんね。さらっと伝統らしきことも行いながら練習に向かう面々。
彼方、無双
妹の前でかつてないほどの勢いを見せる彼方。見てる側もですが、同好会メンバーも驚いている姿が新鮮でした。柔軟では痛そうな音を鳴らしながら、腕立てではぷるぷる震えながら頑張る姿を見せる彼方。ひとえに妹の前で恥ずかしい姿を見せられないからくる頑張りかも知れません。
そんな姉の姿を見て、遙は何を感じたのか。楽しそうに部活をする姉を見ての安堵か、普段の姉とのギャップか。どちらにしても、遙にとって知らない彼方の姿といっても良いはずです。
一通り練習を終えてお茶を楽しむ中、突然眠り始めてしまう彼方。同好会メンバーや見てる側にとっては日常的な彼女のルーティンですが、遙にとっては異常事態なのでしょう。ものすごく驚いています。
最近以前にも増して彼方がよく寝てしまうと知った遙。学業と部活以外に家のことを頑張っている姿を見て始めて、寝てしまう彼方が心配になってきました。こういう作りなの本当に上手すぎる……
頑張ると無理
ずっと彼方の頑張りを見て心配もしていた遙。彼方自身はそれほど無理なこととは思っていなさそうなのが余計に心配を助長する感じもします。見学に来たのも無理をしてないか確認するためと言う遙。同時に彼方にとって同好会での活動が大切な存在だとも感じていました。
『わたし、スクールアイドルやめる』
大好きな姉がやりたい事を無理しないで出来るように自分の夢を諦めると伝えた遙。
お互い、姉・妹が大好きで夢を追いかけられるように最優先で応援したいと言う気持ちを持っている。自分の夢を諦める事で彼方が夢を追いかけられると感じ、決意した遙の目はとても強くしっかりしていました。
遙を説得しようとあたふたする彼方ですが、『大丈夫』 『頑張るから』と言って余計に遙に心配をさせてしまいます。大好きな姉妹だからこそお互いが最優先に考えすぎて衝突してしまうのでしょうか。姉として頑張る彼方を見て、妹として心配して来た遙。
部室を飛び出して言ってしまうときの彼方の表情がとても切ないです……
『遙ちゃんが、おこった…………』
きっと今までこんな喧嘩した事もなかったのかも知れません。これまで遙のために頑張って来た彼方にとって、頑張らないでと言われしまったことは全てを拒絶された気持ちだったかも知れませんね。
目に見えて落ち込んでしまっている彼方。頑張れない事がこんなにも彼女の全てに影響していると言う事が分かる見事なシーン。前後を対比できるのもとても面白いです。
お互いの気持ち
遙と話そうとしても、部活の話は避けられてしまう彼方。どうしたら良いか分からない彼女に助言する同好会メンバー。遙に辛い選択をさせるくらいなら自分が、と言いかける彼方ですがそれはダメと言われてしまいます。
ここまでの彼方は妹のためならとても頑張れる姉でしたが、頑張らないでと言われた途端不器用になる所が愛おしく感じます。同時に、同好会でまた活動できる日々が毎日楽しくて今の自分にとってかけがえのない存在だと言ってくれた彼方。
遙の幸せまで叶えようとするのはわがままなのか?と悩む彼方に、
『わがままじゃなくて自分に正直』 『自分に嘘をつくより正直な方が良い』と言ってくれた同級生。姉として遙を守ろうとして来た彼方ですが、それと同じくらい遙も真剣に自分のことを考えてくれていた事を理解できた彼方。一つの決意をした彼方の目も、とても強いですね。
一緒に頑張る姉妹(ライバル)
自分たちのライブ前、侑に連れられて来たステージにいたのは彼方。
見る僕らもそうですが、遙も彼方のライブパフォーマンスを見るのは初めてでしょう。
夢のように過ぎていく時間、これまで彼方がずっとそばで大切にして来た存在を映し出しながら自分の夢を表現する彼方。
始めて見た彼方のライブに感動して思わず抱きつく遙。同時に彼方から自分の気持ちを正直に受け止めてもらえた遙。そして、二人で一緒に頑張ってお互いの夢を叶えようと彼方から伝えられます。それは遙が始めて彼方のために何か出来ると感じた瞬間かも知れません。
お互いができる部分で支え合い、一緒に頑張る約束ができた姉妹。
二人のお話としても十分素敵ですが、同好会のライブが他校のスクールアイドルにも伝わった素敵な瞬間でもあります。
ハルカカナタ
早速家事を担当する遙。近江家は大変そうですが、とても愛に溢れている家って感じですね。
何より最後の料理を教える約束が、成長したい妹とそれを心から喜ぶ姉に感じられてとても好きでした。やっと二人で頑張るカタチを見つけられたかも知れませんね。
終わりに
本当にあっという間の印象だった第7話。個人的には、彼方の事を遙に近い視点で知っていくことが出来たのがとても嬉しかったです。お互いが大好きな姉妹だから、自分の夢を諦めようとしてしまう。けれど、自分一人頑張るのではなく一緒に頑張っていく約束ができるまでの流れがとても綺麗で感無量でした。
次回は第8話『しずく、モノクローム』 桜坂しずく回がきます。
演劇部が絡む話だとは思いますが、窓を眺めるしずくの出す答えがどんなものなのか今から気になります。
以上、けーいちでした🐑