大好きを始める場所

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こんにちは、けーいちです。

 

いろいろな注目が集まったであろう優木せつ菜回。うまくまとめられるか不安ですが、進めていきます。

 

 

前回までのアニガサキ!

 

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名探偵 朝香果林の推理から遂に暴かれた優木せつ菜の正体、それは生徒会長の中川菜々だった。

 

しかし、そんな事以上に何故突然廃部にしてしまうのかせつ菜の真意を知りたいメンバー。

(スクスタでも一貫してますが、みんな呼び方はせつ菜に統一されているあたり凄く好きなんですよね。)

 

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優木せつ菜はもういません!

せつ菜はもうスクールアイドルはやらない言います。

そして、ラブライブを目指すのなら自分なしで続けてくれと。

 

あえて、菜々のままこのシーンのセリフを言うあたりが彼女の頑固さやせつ菜に二度と戻る事はできないと言う苦しさも見て取れました。だからこそ、第一話のライブシーンは彼女なりの幕引きのつもりだったのでしょう。

 

なりたかった自分

 

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その夜、衣装を見つめながら自分の行いを思い返す菜々。

自分の大好きが誰かの大好きを傷つけた。そんな事したくはなかったのに。

ここで率直に感じたのは、せつ菜のかすみも大好きの方向性は違ってもそれにかける情熱は非常に似ている点です。だからこそ、衝突してしまった事実が深く突き刺さっていたのかもしれません。

 

私がなりたいのは、こんなのじゃなかった

 

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優木せつ菜を終わらせようとする菜々。目を背けなければその箱は閉じられないほど、彼女にとって大切なものが詰まっているはずです。

彼女はスクールアイドル活動のことは家族にも話していない様です。

優木せつ菜はこれまで隠していた大好きを表現する最後の手段とも取れます。

そんな箱にフタをして、優木せつ菜になる前の自分に戻ろうとしているのかもしれません。

(家族の前で見せる菜々の笑顔がかえってつらい……)

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学園の珍客

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生徒会活動中、一つ問題が起きていることが議題に上がりました。

(関係ないですが、一人ずつノートPCもち凄いですね!! タブレットでの授業や掲示板もデジタルには驚きましたが、今後もこういう描写見つけられると楽しそうです✨)

 

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構内に住み着いた子猫を捕まえようとする菜々。散々追い回しますが、途中で‪璃奈‬が間に入ってきます。捨て猫であること、飼い手が見つからずに困っていたことを聞きます。

事情を聞いた菜々は、‪子猫が‪璃奈‬の事を大好きな様子を見て歩み寄ります。

(大好きを否定できない彼女にとって、とても自然な行動でした。)

 

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鏡の様な子

 

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 菜々はピアノに触れている侑と再会します。

菜々が気になったのは侑が口ずさんでいたメロディーでした。

CHASE!の事を知っていた様子に目を輝かせる侑。

初めて優木せつ菜のライブを見た瞬間から大好きになり、すっかりスクールアイドルにハマっていることを伝えます。

 

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真っ直ぐ相手を見つめて自分の大好きを叫ぶ侑の姿は優木せつ菜と似ているかもしれません。

せつ菜も侑も一途というか、大好きを叫ぶ姿勢に一切躊躇いがないことが非常に羨ましいです。

 

新しいトキメキを見つけて大好きを叫ぶようになった侑

 

同好会との亀裂で大好きを叫べなくなった菜々

 

二人がとても対照的に映って見えます。

 

 そして、侑が幼馴染の歩夢とスクールアイドル活動を始めることを知ります。

菜々はこの時、優木せつ菜がいなくても同好会は大丈夫だと思っていたかもしれません。

 

あのライブが最後じゃなくて、 始まりだったら最高だろうなって

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侑の素直な気持ちですが、誰でも憧れた存在が出会った瞬間からまた新しい何かが始まってくれたらとても嬉しいと思います。そう考えると、せつ菜がラブライブ!出場を見据えていたのも自然かもしれません。スクールアイドルと応援する者にとっての最高の舞台を目指して

一つの色になるべく練習をするも、纏めようとすればするほど衝突が増えていきました。

 

その全ての原因が優木せつ菜だと語る菜々。

彼女の大好きは、誰かの大好きを傷つける自分本位のワガママだと。

 

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これまで誰かの期待に応えて頑張ってきた自分が、大好きなことをしたいと思って始めたスクールアイドル活動。けれどその大好きが誰かの大好きを否定していることに気づいたせつ菜。

自分の大好きは、仲間にすら届いていないと感じていました。

 

あの日のライブは、彼女なりの最後の幕引き。そのライブがきっかけで新しい同好会が生まれてくれることを、自分なりの最後のワガママと願っていたせつ菜。

誰かを傷つけるくらいなら、そんな自分にはなりたくない。

この大好きが衝突した時の苦しみはかすみも感じていましたね。

かすみは、歩夢たちと可能性を見出す事が出来ましたがせつ菜は再び誰かを傷つけてしまう事が怖くいのかもしれません。こんな想いを抱きながら日々生きていると思うとここまでのシーンは本当に息がつまりました……

 

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みんながやりたいかたち

 

一方同好会メンバーは活動は好きに再会できる状態になったものの

せつ菜抜きの現状に引っ掛かっていました。

本人の意思ならどうしようもないと果林は言いますが、侑は同好会のメンバーに問いかけます。

 

せつ菜ちゃん、辞めてもいいんですか?

 

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みんなせつ菜に戻ってきて欲しいと思っていました。それぞれまだ伝えたい事、一緒にやりたい事、その全てがせつ菜無しなんてあり得ない事だと。

気持ちはみんな一緒ですが、どうしたらいいのか中々行動に出れないメンバー。

 

そんな中侑は、せつ菜と話したいと言います。

 

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 大好きを叫ぶ

 

 菜々は学園に住み着いた子猫=はんぺんを特例で生徒の一員として迎える提案をしていました。屁理屈ではありますが、菜々はどんな方法を取っても誰かの大好きを認めたいのだと思います。彼女の優しさは、自分の大好きすら時として閉じ込めてしまうものに見えました。

本当は全ての問題にこんな解決が出来たら良いですが、自分の大好きを閉ざす以外の方法を菜々は見つける事が出来ませんでした。

 

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校内放送でせつ菜と共に呼び出される菜々。向かった先で待っていたのは侑。

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今度は菜々ではなく、優木せつ菜に対して想いを伝える侑。

自分がいては皆がラブライブに出られないというせつ菜に対し侑は、

ラブライブなんて出なくていい!と伝えます。

ラブライブがせつ菜の大好きを息苦しくさせてしまうのなら目指す必要はない。

 

侑はいつも相手の気持ちに嘘をつかずに素直に答える子です。

せつ菜の情熱に胸を打たれた彼女だからこそ、こんな言葉を言えたのかもしれません。

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スクールアイドルがいて、ファンがいる それでいいんじゃない?

 

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大好きを貫くのに場所なんて関係ないと伝える侑の言葉に瞳を輝かせるせつ菜。

大好きを貫くことを怖がっていたせつ菜がずっと言って欲しかった言葉でしょう。

そして、再び優木せつ菜のストーリーが始まる。

せつ菜もようやく自分の色を大切にしながら皆で何かができる可能性を信じた瞬間。

同好会再起の瞬間といっても過言ではないと思います。

 

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大好きへ飛び込む

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大好きを解き放つ決意をしたせつ菜はその想いを全力で歌に乗せて叫びます。

そのありったけの叫びは侑だけでなく、学園の生徒たちにも届きます。

彼女の情熱と、これまで以上に大好きを叫ぶ場所に飛び込んで行く、そんな決意の歌に感じました。

 

虹ヶ咲学園スクールアイドル  同好会 優木せつ菜でした!

 

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その叫びは、再起ではなく一つの始まりでした。始まりの瞬間をこんなに多くの人たちと共有できるのはとても素晴らしいことだと思います。

 

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優木せつ菜の始まりは同時に、同好会の新たなスタートでもありますね。

本当に彼女たちの歩む道が毎回気になりますが、こんなに熱い気持ちになるのはここだけかもしれません。

『おかえり』を言われる瞬間を画面で待ち続けてきたので涙腺がやばいシーン。

 

せつ菜にとってこの場所が、同好会の原点。その場でスタートを切った彼女を止めるものはもういないです。

 

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終わり

 

第3話、あっという間に終わってしまいました。それだけ見入っていたのかも知れません。

内容は第二話と共通する部分が多かったですが、せつ菜が大好きを貫くためにどういう選択をするべきなのか?結局は自分では中々見つけられない答えに近づく話だと思いました。

それにしても、ここまで果林さんがある程度計算していたとしたら本当に読めない……

 

そして、次回第4話『未知なるミチ』いよいよ愛さん回のようです。

今から緊張してますが、彼女がどんな未来を目指すのか見届けたいです。

 

それでは見てくださってありがとうございました!  

以上、けーいちでした!